ひげちゅうのブログ

楽しく書くので、楽しく読んでほしいです。Twitter:https://twitter.com/analyticalap

伝え方の話

お疲れ様です。花粉が飛び始めていますが、今日は武田が最も苦手とする「伝え方」の話をしようと思います。

なぜ「伝え方」なのか
まず、僕自身、延いては日本人全般的に伝えることが非常に苦手であることが大きく1点目。
自分の思考を伝える、デリバリー力が重要であることが2点目。
長らく私に彼女がいない奇妙な現象の原因を、「伝え方」の所為だと考えていることが3点目です。
「意外だなぁ、、」と思われる方が多いのですが、事実、そうなのです。女性の皆様、奮ってご応募下さい。

では、どんな伝え方がいいのか 。
まず、僕の伝え方のうち、悪い点を5つあげましょう。多すぎですが、考えるのはそれからです。

僕の伝え方が伸びればいいので、この形式で進めさせて頂きます。

このために、今週のアポでの振り返りを録音し、通勤しながらAirPodsでイキり聴きしていました。俺、声ひっく。

まず、1点目。 前提の説明がない。 
そもそも何故この発言に至ったのか、何故こんなことしているのか、が往々にして抜けています。研究論文でいうと、「背景」にあたります。
これが抜けた状態でほげほげと説明されても、相手はなんのこっちゃ、である。
例えるなら、初対面のヤツに急に「俺って猫派じゃん?今度猫カフェでもどう?」と浴びせられるようなもので、もはや狂気である。常軌を逸した、何かです。


2点目。 抽象的な言葉が多い。
これは私の昔からの癖で、すぐ抽象的、概念的に話してしまうのである。どこか演繹的に伝えようとしてしまい、相手の混乱を招くのである。 
抽象的な話ばかりだと分かりにくいのには2つほど理由があるように思える。

1つ目、人間の脳ミソそもそもの構造的に、具体的な話の方が捉えやすいという理由。抽象的な言葉だけでなく、具体例も混ぜないと、人間の脳は疲労する、というか混乱する。という研究結果が出ている。

2つ目、抽象は、事実を包括的に表現しているようで、実は一部しか言い得ていない。こちらは意外や意外、まさかの発見だったのだが、抽象的な言葉は、全てを表してはいないのである。
あの大辞林からも「事物を観念によって一面的にとらえ,実際の有り様から遠ざかっているさま。」という言われようである。酷い言われようである。
例えば、生駒里奈という女性を抽象化すると、「可愛い娘」「アイドル」「美人」「アニメ好き」「可愛い」となるのだが、たしかにこう並べてみるとよく分かる。
「可愛い娘」は生駒里奈という具象の顔、あるいは性格を抜き出して抽象化した例だが、生駒里奈趣味や職業には一切触れていない。 なるほど、抽象化すると、事実からは遠ざかるのか。
故に、下手に抽象化というマジックを使いすぎると、事実から離れ、話が正確に伝わらない可能性が高い。

3点目 省略が多い。
ロープレをしていると、よく姉貴トレーナーに「え、何の?」「どこの?」と鬼の形相で突っ込まれるのだが、そういうことである。
武田的には分かっていても、聞き手には分かってないのである。そりゃそうである。いちいち、これはどこの何の数字なのか。今どこのことを喋っているのか。を共有?シェア?していく?必要?がある?のである。5W1Hを、細かすぎるくらいに伝えるべきである。細かすぎて伝わらないことは無いのである。 前提の共有と似ているネ。

4点目 密度が小さい。
僕のトーク音源を聴いていると
「基本的に」「という観点で」「お分かりになる通り」「おえっ」「❤」など、不必要な言の葉が跋扈し、一文一文が非常にスカスカである。(聴いていて不快。)
自分では意識せずに使っていますが、これでは話が冗長、というか間延びしてしまい、聞き手が疲れてしまう。やめましょう。

5点目 想像力がない。
これはこれまでとはレイヤーの違う話なのですが、かなり重要な問題かと思います。言い換えると、一発で理解しにくい。とにかく相手目線でモノを見れていないのです。
これは、相手の気持ちを考えなさい!は当たり前のこと
このメッセージに対し、相手はどういう疑問を持つだろうか、どんな意見を持つだろうかという推論に近いです。
疑問としては例えば
「いつまで?」「私は何すればいいの??」「実施意図は?」などですね。

その疑問を予め潰したり、意見に対する反駁(相手を諭す、という意味で)を用意しておく必要があるわけで、これをやらないから、なんかメッセージが10往復したり、20分くらい電話したり、という非生産的で無駄な時間が生まれれる訳なのです。

これはプレゼンも一緒で、基本的には、相手の疑問 に対して「答え」をいいリズムで提供すれば円滑に進むと思っています。ここでいう相手の疑問のほとんどが5W1Hなので、これを意識すれば自然と上手くいくはず。


では、どうすればできるのか 。さて、ざっくりどんな伝え方をすれば良いかがわかったところで、これより具体的なアクションに落としていきましょう。
ここからは「戦術」の話になります。それこそ「具体的」にどうすればよいのか。

 

一旦
「「前提の説明→結論→根拠→例えば」のピラミッドを、それぞれ具体的に話す」という戦術にします。

僕が生駒里奈に告白するシーンを想定すると
今日という日まで、僕は貴女を推し続けてきました。 (前提)
結論、僕は貴女とお付き合いしたいです。お付き合いの許可をお願いいたします。 (結論+相手のアクション依頼)
理由は、貴女を誰よりも愛しており、他の女性は考えられないからです。 (理由)
例えば、誰よりも真っ直ぐなその瞳、凛とした佇まい、子どものような笑い方です。 (例えば)

どうか、よろしくお願いいたします。 (再結論)

これだと間違いなく振られますが、プレゼンとしては問題ないです。

皆さんも、上記のスキームを使って、愛の告白をしてみてはいかがでしょうか?